東京地方裁判所民事裁判ジュニアツアー
裁判所、また裁判の傍聴というと堅苦しいイメージがありますが、全くそのようなことはありません。公開の法廷で行われている裁判は、誰でも(未成年でも)傍聴することができます。予約する必要も身分証明証などを提示する義務もありません。(入り口で、手荷物のエックス線検査と金属探知機ゲートがあります。)ただ、傍聴希望者が多い場合には、傍聴券交付手続きが行われる場合があります。
みなさんが知る『裁判員制度』は、2009年(平成21年)5月21日に施行され、2009年8月3日に東京地方裁判所で最初の公判が行われました。この裁判員制度によって、裁判への関心・興味が高まり、裁判所見学数が増えてきたと言われています。「裁判を傍聴するのは、はじめてです。」という生徒たちの中で、今回は「私は、お母さんと一緒に何度も裁判を傍聴したことがあります。」という生徒がいました。誰でも傍聴できる裁判、TシャツにGパンでも傍聴できる裁判、お金もかからない裁判、ぜひみなさんも一度裁判を傍聴してみてはいかがでしょうか。もしかしたら将来、裁判員になるかもしれませんし、裁判官や検察官・弁護士になるかもしれないみなさんです。
生徒の感想
M.Yさん
法学部を目指している私にとっては、今回はとても貴重な経験でした。実際に傍聴席に座って裁判を聴いたのもはじめてで、思っていた以上に空気が重く、厳粛な場でした。また、裁判官の方々の噺を聞いた時も、色々なことに驚きました。まず、弁護士・検察官・裁判官を選択するとき、圧倒的に弁護士が多いということです。もっと均等に分かれるものなのかと思っていたので意外でした。また、一人が約百個以上、ベテランになると約二百個以上の裁判を受け持つことです。まさかこれほど多いとは、思いませんでした。
法に関わる仕事は、自分の利益のためではなく、自分の力を必要とする人の人生を救うためにあると思います。私も将来そのような仕事に就きたいと思っています。
今回お世話になった方
- 東京地方裁判所
- http://www.courts.go.jp/tokyo/kengaku/junior_tour/index.html
〒100-8920 東京都千代田区霞が関1-1-4
TEL 03-3581-5411
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