新宿御苑(プラドアカデミー高等学院フォトコンテスト)
11月5日(火)、澄んだ青空が広がる穏やかな小春日和の秋の一日に新宿御苑に行ってきました。
新宿の高層ビル群に囲まれた都会のオアシス。
明治時代に皇室の庭園として造られ、戦後一般公開された新宿御苑です。近代的な新宿の高層ビルと緑豊かな自然が共存していますが、そこには違和感は感じられず、上手く調和され、人の心身を休めてくれる場所となっています。
プラドアカデミー高等学院の生徒たちは、東京都以外から通う生徒も多いので「新宿御苑はじめてきた」という生徒がほとんどでした。
新宿御苑の広大な敷地には、イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園、日本庭園、玉藻池、母と子の森などがあり、多様な様式の風景を楽しむことができます。
すべてのエリアを散策するとかなりの時間を要しますので、ポイントを絞っての散策となった今回のプログラムでは、『第2回 プラドアカデミー高等学院フォトコンテスト』の開催ということで、新宿御苑で生徒たちにたくさんの写真をとってもらいました。
折しも『菊花壇展』の開催中ということでしたが、生徒たちから提出された作品を見ると菊の花の写真はほぼありませんでした。(笑)
我が校の近くにある都立戸山公園をはじめ、代々木公園や昭和記念公園・・・その他多くの公園では広い敷地でボールなどの遊具で遊ぶ姿、ギターなどを弾く姿を目にしますが、新宿御苑はアルコール・火気・ボールなどの遊具の持ち込み、楽器演奏も禁止されています。いつまでも皆が気持ちよく過ごせる場所であり続けるために新宿御苑にはこのルールは必要なのかもしれませんね。
新宿御苑の新宿門から入り歩き始めた私たちをお出迎えしてくれたのは、11月に小さな可愛い花を咲かせていた十月桜でした。十月桜は春と秋の2回にわたって花を咲かせる不思議な桜です。
さて、私たちがまず最初に向かったのは昨年11月にリニューアルオープンした温室でした。
2007年から5年以上閉館していた温室はドーム型のガラス張りの綺麗な建物で、内部はジャングルや池、熱帯の山地などを模したものとなっていました。
皇室ゆかりの伝統を受け継ぐという『菊花壇展』は、燦々と輝く大輪の豪華な菊の花、可憐な小菊、色とりどりの懸崖作り、そして1株から500輪以上の花を咲かせる大作りと豪華絢爛な菊の祭典といった感じでした。
今回のフォトコンテストは昨年のフォトコンテストに続き第2回目となります。昨年は東京駅がテーマでしたが、今回は新宿御苑の広い敷地がテーマです。対象物はたくさんあります。
生徒達が撮影する姿を見ていると、それぞれに捉える対象物が違うのだと気づきます。あるものは花をメインに、あるものはそこを訪れる人に、あるものは生き物にと・・・。そして、同じ対象物を見ても生徒たちは違う視点で見るのだと気づきます。「写真は感性だ」と言われますが、生徒たちの感性で写した写真を見るのがとても楽しみでした。出品された写真はどれも素晴らしいものでした。その中から厳正な審査の上、下記の作品2点が学院長賞となりました。
第2回 プラドアカデミー高等学院 フォトコンテスト 優秀作品(学院長賞)
生徒たちの作品の中より
今回お世話になった方
- 新宿御苑
- 160-0014 東京都新宿区内藤町11
電話 03(3341)1461