コカ・コーラ多摩工場見学

4月15日(火)、今年度第1回目の総合学習プログラムで東京都東久留米市にあるコカ・コーラ多摩工場の見学に行ってきました。

担当の方に案内され席に着くと、出来たての瓶コーラのサービスがあり、コーラを飲みながらコカ・コーラの歴史や工場の概要のDVDを見ました。

私たちは日頃「コーラ」と呼んでいますが、コカ・コーラ社では「コーラ」と呼ぶことを禁じられているそうで、社員はまず最初に「コカ・コーラ」あるいは愛称の「コーク」と呼ぶ教育を受けるそうです。

coca1
coca2

その「コカ・コーラ」は、1886年に米国で薬剤師のジョン・S・ベンバートン博士によって開発されました。最初はコカ・コーラのシロップは水で割って飲まれていましたが、一軒のお店でうっかり水と炭酸水を間違ってお客さまに出したところ、これが大好評となり、現在の炭酸割りのコカ・コーラになったといわれているそうです。

「いつでも」「どこでも」「誰にでも」おいしいコカ・コーラを提供することを理念にしているというDVDの学習の中で一番印象に残ったことは「水を磨く」というプロセスでした。

世界の土地土地の水を世界共通の水にし、世界中どこへ行っても同じ基準・企画で同じ品質に保っているという水へのこだわりは、私たちに信頼と安心を与えてくれます。
その磨き上げられた水で作られたコカコーラは、世界200の国と地域で毎日17億杯飲まれていると担当の方から説明を受けました。

17億杯…すごい数です。
世界の人口が約70億人。
中国、アメリカ、そして日本の人口を合わせるとちょうど17億人ほどでしょうか。
その17億人が毎日1杯ずつコカ・コーラを飲んでいると考えると驚きです。

coca3

「きれいで衛生的な水を飲むことが出来ない子供たち、コカ・コーラなんて一度も飲んだことがない子供たちが世界にはたぶんたくさんいるんだろう…。」生徒たちは、工場で途切れることなく次から次へと流れていくペットボトルや缶の飲み物を目にしながら、日本という恵まれた国に生まれた幸せを感じたかもしれません。と同時にコカ・コーラなんて飲んだこともない、そんな飲み物があることさえ知らないであろう貧困や戦争等の過酷な状況の中で精一杯に生きている人たちのことをもしかしたら考えたかもしれません。
生徒たちには、恵まれた国に生まれたという利点を最大限に生かして、これから世界に羽ばたいて活躍できる、世界の人のために尽くせる人になってほしいと思います。

さて、工場の製造ラインの見学は、ガラス越しに見たり、実際に工場の中に入って機械の上の通路から色々な様子を見ることが出来ました。
自分たちがいつも何気なく口にしている製品がどのようにして作られているかと興味深く見ていました。
多摩工場では、コカ・コーラだけではなくお茶やコーヒーなど様々なものを製造しているそうです。賞味期限の隣や上にETAと書かれていた場合それは多摩工場で造られた製品だそうです。

我が校に設置されている自動販売機もコカ・コーラ製品が勢ぞろい
我が校に設置されている自動販売機も
コカ・コーラ製品が勢ぞろい

今まで知らなかったことについて発見と驚きがあったという生徒たちは、多くのことを学ぶことができたと思います。日常生活の中で馴染みのある物のバックグランドを知ったり、新たに学ぶことにより、以前とは違った目線でその物を見ることができるのではないでしょうか。

最後にお土産で非売品のタオルをいただきました。

coca6

今回お世話になった方

コカ・コーライーストジャパンプロダクツ(株) 多摩工場
〒203-0041 東京都東久留米市野火止1-2-9

生徒の感想

M.Hさん
紅茶花伝やファンタも同じ会社の製品ということは初めて知りました。社員が、「コカ・コーラ」のことを「コーラ」と言ってはいけない教育を受けるのは驚きました。ミドルネームも初めて知りました。ラベル貼りなどのほとんどの作業は機械で行うけど、最終的な検査は人の目で行うのがわかりました。商品の入れ替わりがとても早いことにも驚きました。それが消費者を飽きさせないコツのようなものなんだと思いました。東日本大震災の時、機械が止まらず、そのまま動き続けたのはすごいと思いました。
コカ・コーラを飲んでも歯や骨が溶けないと聞いて、ちょっと安心しました。
スーパーやコンビニ、自動販売機で売られている飲み物のほとんどをコカ・コーラ社の製品が占めているので、これからは意識してみてみようと思いました。

T.Aくん
多摩にあるコカ・コーラの工場に行ってまず感じたのは、広いということだった。東京ドームの何倍もあるという。商品を作る工場だけでなく、水をきれいにする施設もあることに驚いた。
工場内に入り、コカ・コーラを飲みながら、映像で説明を受けた。コカ・コーラは100年以上も前に作られ、今までの間多くの人に飲まれている。日本にも大正時代から飲まれているというのだから驚きだ。
また、コカ・コーラの製品は、一日に約17億杯も飲まれているらしいが、17億杯と聞いても想像できず、ただすごい事だけは分かった。
其の後、製品が完成するまでの過程を見学し、とても楽しかった。検査で不合格となったものは、社員の方が飲んでいるという。羨ましいと思った。
帰る時には、非売品のタオルをいただいた。嬉しかった。これからもコカ・コーラの製品を多くの人に飲んでもらいたいと思った。

電話
資料請求 電話 入学案内 アクセス