三鷹の森ジブリ美術館見学

dscn4245 dsc_0772「ジブリの映画って何か知ってる?」と聞かれると、多くの人は何かしらのジブリ映画のタイトルを言えるほど有名な「スタジオジブリ」。今回の総合学習は「三鷹の森ジブリ美術館」へ見学に行ってきました。この日も秋晴れ!生徒たちと先生の日頃の行いの賜物ですね。JR三鷹駅に集合し、みんなそろってジブリ美術館に向かいます。話を聞いてみると、何人かの生徒は行ったことがあるとのことです。わくわくしながらジブリ美術館に到着し、ジブリ美術館に入っていきました。

「スタジオジブリ」の名称はサハラ砂漠に吹く熱風を意味しており、1985年に株式会社スタジオジブリを設立した後、様々な長編映画や短編映画を製作しています。ベルリン国際映画祭では金熊賞、アカデミー賞アニメーション部門も受賞したことがあるなど、国際的にも高い評価を受けていますね。
このジブリ美術館は「迷子になろうよ、いっしょに」をキャッチコピーとし、宮崎駿監督が館主として「こんな美術館にしたい」という思いからデザインしたものです。過去の物を展示するだけでなく、新しいものを作り出し、体感し、発見できる場所になっています。

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美術館内での写真撮影・動画撮影は禁止です。「ジブリ美術館は物語の入り口です。物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。そして、思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい、これが私達の願いです。 」と、利用の案内にもきちんと書かれています。
ただし美術館の外(カフェデッキや屋上など)は撮影が可能でdsc_0805す。屋上には美術館の守り神のロボット兵がいて、今にも動き出しそうでした。まっくろくろすけもこっそりといました。

私たちが行ったときは企画展示「食べるを描く」が開催されていました。ジブリ映画と言えば何かしらの「おいしそうな食べ物」がたくさん出てきますね。この展示からはジブリ映画の「食べる」ということに対するこだわりがひしひしと伝わってきました。瓶に入っている飲み物の水面の形の細かな違い、焼いてあるベーコンから出てくる油の泡一つ一つ、数秒のために何枚も何枚も描かれた原画を見て、改めてジブリ映画の凄さを感じました。
他にも常設展示「動きはじめの部屋」ではゾートロープ(回転のぞき絵)というストロボを使った回転式のアニメーションが展示してあります。「映画の生まれる場所」では絵コンテや原画、使用された鉛筆までが展示されています。時間が経つのを忘れて、ずっと見ていられるほど引き込まれました。
つくづく写真を撮れないのが惜しい!dsc_0815

一つのシーン、一つのコマにかける製作者の思いは言葉で考えるのではなく、そのまま感じ取る。世界的に有名なジブリ映画の空気を肌で感じることができて、とても素晴らしい体験をしました。入場券には映画のフィルムが3コマ分入っています。入場券を記念に残しておく人にはうれしいお土産です。お気に入りの映画のフィルムならなおさら大切にしたいものですね。

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今回お世話になった方

三鷹の森ジブリ美術館

〒181-0013
東京都三鷹市下連雀一丁目1番83号

生徒の感想

K.Kくん
僕は今日「ジブリ美術館」に行きました。
最初に、2階の常設展示室「映画の生まれる場所」へ行きました。絵コンテや原画が展示されていて、見ていてとても面白かったです。次に企画展示室「食べるを描く」へ行きました。ジブリ映画の魅力の一つである食事シーンについてたくさんのこだわりが感じられました。中でも千尋がハクのおにぎりを食べるシーンの絵コンテからは本当に一瞬一瞬を大事にして描いていることが伝わってきました。
今回の見学でジブリの残した功績はやはり偉大だなと改めて思いました。当時からしてみれば最高峰のクオリティーは、たくさんの努力の上に成り立っているということを感じることができました。アニメ文化の発展に貢献し、老若男女・国内外問わずに愛され続けている作品の制作過程を知ることができ、楽しかったです。

 

M.Iさん
今回の総合学習では、ジブリ美術館に行きました。入り口から森が広がっているようで、トトロが飾られていました。
最初に絵コンテなどが展示されている場所に行きました。映像でしか見たことのないアニメのシーンがどのように描かれているのか知ることができました。
次に短編の映画を観ました。「ちゅうずもう」という作品で、老夫婦の家のねずみがすもうをする話でした。ナレーションで始まり、昔話のような雰囲気で、とても和やかなものでした。上映する前にスタッフの方から食べ物のシーンについて説明がありましたが、夫婦がごちそうを作るところまで本当に活き活きと描かれていました。
美術館といっても、静かな雰囲気というよりは子供も楽しめるような温かい雰囲気でした。ジブリが好きなほど楽しめて、さらにジブリを好きになるような場所だなと感じました。映画をただ観るだけではわからないことも、このような場所でさらに詳しく知る機会があると、楽しみ方が増えていいなと思いました。

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