第4回フォトコンテスト in 上野動物園
「○○くんは、最後に動物園に行ったのはいつ?」「うーん、たぶん小学校の低学年だと思う。」「△△ちゃんは、いつ動物園に行った?」「幼稚園のころじゃないかなぁ・・・」と、まだ十代の高校生が遠い昔を振り返るがごとく話してくれました。文化会館から動物園に向かい、入園口で幼稚園(保育園?)の親子遠足の大集団と一緒になりました。最後に動物園に行ったのは幼稚園か小学校低学年と答えていた彼らにとっては、ちょうどこの可愛い園児たちと同じくらいの年齢以来ということになるのですね。久しぶりに訪れた動物園で、生徒たちは何を感じるのでしょうか。幼いときと同じ感動、あるいは成長して違ったものを感じるのでしょうか。動物園も見るポイントを意識すると、今まで気づかなかった動物たちの様々な行動や不思議が見えてきますね。幼いときには気づかなかったことや分からなかったことも成長した今なら楽しめることもあったのではないでしょうか。
上野動物園でのフォトコンテストを前にしたある日、学院長が朝礼で「愛情ホルモン」の話をしました。犬と飼い主が見つめ合ったり、触れ合ったりすると、それぞれの体の中で「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが増加するという研究結果が米科学誌サイエンスで発表されたとのこと。 オキシトシンと言えば、母親が赤ちゃんの目を見つめることでオキシトシン生成が促進され、愛情、保護、親近感などの感情がわき上がることが知られていましたね。今回の研究では、犬と人間のアイコンタクトを通じ、オキシトシンの分泌が高まることが判明したのです。ということで、「みなさんも上野動物園 で写真を撮るときには、動物と見つめ合って愛情ホルモンを促進させてカメラを向けると良い写真がとれるかもしれません(^^♪」という倉沢学院長の雑学メッセージでした。
今回お世話になった方
- 上野動物園
- 住所 〒110-8711 東京都台東区上野公園9-83
TEL 03-3828-5171
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno生徒の感想
A.Sさん
先日、私たち一行はフォトコンテストのために上野動物園に行った。最後に行ったのはいつだっただろうか。それさえ思い出せないほど私の中に動物園の記憶はない。正直、動物は好きでも嫌いでもなく、私にとってそれは写真や図鑑で見るだけで充分だった。
いざ上野に到着し、動物園に入場すると動物特有の匂いと騒がしい鳴き声が耳に入る。そして、それは私に忘れていたはずのいつの日か動物園で感じた胸の高鳴りを思い出させた。
初めに見たのはパンダ。久々に見た生の動物は予想以上に大きくて、想像を越えた感動に思わず「かわいい」を口に出した。徐々に思い出していた感覚が完全になった瞬間だった。それから、サル、シロクマ、ペンギン、ヤマネコ・・・と沢山の動物を見て行く中で写真や図鑑の中で充分だったはずの動物たちが私の心で動き出していた。
動物園に行ってから数日たった今日でも、フォトコンテストのために撮った多くの写真を見ると、彼らの動き出すあの感覚、匂い、鳴き声、そのすべてがよみがえる。
今回、この学校行事がなければ、この先もきっと訪れることのなかったであろう動物園。貴重な体験を出来たこの総合学習プログラムを企画した先生方に感謝すると共に、これからも様々な行事に積極的に参加して行きたい。そしていつか、この日の記憶をまた思い出す時がくるのだと思うと二重の楽しみである。Y.Kくん
動物園には、生では見たことがない動物がいて、とても楽しい時間を過ごすことができました。エサをもらっている場面なども見れました。園内はかなり広くて、色々な種類の動物がいました。自分が考えていたよりも大きかったり、小さかったりして、とても驚きました。そしてその動物に合った場所や遊具などがあり、すごいと思いました。今度また動物園に行って、見切れなかった動物たちを見てみたいと思うようになりました。M.Tさん
久しぶりの上野動物園、とっても楽しかった。パンダを見ることができて良かった。クマも大きくて怖いというよりも可愛くて、ずっと「可愛い。可愛い。」ばかり言ってた。特に、ホッキョクグマが。
ふれあいコーナーみたいなところでモルモットやうさぎに癒されてたら、ポツンと何かが降ってきて、何かと思いきや、何の鳥かはわからなかたけど、フンみたいなの落とされて、最悪。でも、結果楽しかったからよしとする。