バッティング
今回の体育スクーリングは、初の試みでバッティングを行いました。生徒たちのアンケートの声をもとに、事前調査を重ねたうえで『新宿バッティングセンター』にて実施することになりました。
『新宿バッティングセンター』は、新宿区歌舞伎町の新宿区役所通りにあり、ドラマ撮影やミュージックPVにも多く活用されていて,歌舞伎町では有名なスポットです。「すいません。新宿バッティングセンターはどこですか?」と、人に道を聞いても教えてもらえる確率が高いと思います。
プラドアカデミー高等学院の総合学習プログラムでは、生徒の社会的な見聞を広めるため、様々な施設や場所に行って見学・体験をしていますが、そんなプログラムに参加した生徒たちからは「生まれて初めて見た!」「生まれて初めて知った!」「生まれて初めてやった!」との声をよく聞きます。そして、体育スクーリングでもビリヤードやゴルフ、そして今回のバッティングも同じように「生まれて初めてやった!」という生徒がほとんどでした。
人は毎日生きる中で新しい何かに出会い、初めての体験をし、新しいことを身につけていきます。 そして、そこで体験した様々なものが自分自身の知識となり、生きていくための大切な資源と財産になっていきます。たくさんの体験を積み重ねていくことが望まれます。時には、辛い経験も乗り越えて行かなければなりません。しかし、「初めての体験」は不安と緊張を伴うものでもあります。バッティングが初体験と いう人は、「ボールが体に当たったらどうしよう・・・」「向かってくるボールが怖くて・・・」という不安と恐怖心が大きいのですが、「ちょっと楽しみ」 「もしかしたらストレス発散になるかも・・・」なんていう好奇心も実は心の内にはあるのです。
バッティング初体験という鈴木先生は、「どうやってバット持つの?」と経験者の生徒に聞きながら、不安な面持ちでバッターボックスに入っていきましたが、 事前学習の通りにやったという鈴木先生はへっぴり腰ながら思っていた以上にボールを打つことができ、その度にピースサインを連発!そして、それを見ていた 生徒たちも大騒ぎをしていたとか・・・(笑)「さっきバットの持ち方を聞いてた人が、ドヤ顔してたよヾ(@^▽^@)ノ」なんて、生徒に言われてました。
野球経験者のバッターボックスからは、「カキーン!」「カキーン!」と小気味良い金属音が聞こえてきます。のぞいてみると、バッターボックスに立つその姿、ボールを打つその姿はとてもかっこよく見えます。体育スクーリングでは、教室では見れない違う姿が見られる機会でもあります。
今回お世話になった方
- <新宿バッティングセンター>
- 住所:東京都新宿区歌舞伎町2-21-13
TEL:03-3200-2478
営業時間:AM10:00~AM4:00
定休日:年中無休
生徒の感想
K.Mさん
バッティングセンターに行くのは初めてだったのですが、昔好きな野球マンガがあり、それに影響を受けて野球をやりたくて、せめてバッティングセンターに行きたいと思っていたことがようやく叶いました。
そんな夢だったことですが、まずやってみて最初に驚いたのが球の速さです。私がやったのは80キロメートルのものでしたが、プロだと140キロだったりとするわけで、改めてプロのすごさを感じました。最初はボールを追うだけでもいっぱいいっぱいだったのですが、段々慣れてきたのか、何度か打つことができました。そのボールを打つ瞬間のバットから手に伝わる重さにも、また驚きました。木のバットが折れてしまうということがよくわかりました。でも、何よりもその打てた時の快感が嬉しかったです。その感覚をまた感じたくて、何度もやっていました。本当に楽しい時間でした。
ただ、翌日の腕の痛さにはびっくりです。数日たった今も痛いので、本当にプロの方は大変だなと思いました。
今後も時間があれば行きたいと思います。とても貴重な、楽しい時間を過ごすことができました。
M.Yさん
バッティングセンターに行くのは初めてで、ボールを打てるかどうか不安でしたが、思っていたよりも打てて嬉しかったです。ストレスの発散に最適だと思いました。また、ボールが自分に向かって飛んでくるのだから、とても怖いんだろうと思いましたが、実際にやってみると、意外にも怖くはなかったです。
バットにボールは当たることは当たりましたが、なかなか真っ直ぐ前に飛ばず、上や足元に行くばかりでした。でも、腑に落ちないまま終わるのは嫌だったので、三打席挑戦しました。すると、三打席目では、何度か前に飛びました。バットに当たった時の音も、上や足元に飛んで行ってしまった時よりも気持ちのよいものでした。とても嬉しかったです。
短い時間でしたが、楽しい初体験となってよかったです。また、何事も根気強く何度も挑戦することが大事だと、改めて気付かされたように思います。