一日体験学習(お台場)
9月5日(金)微かな秋の気配を感じはじめながらも、蝉の鳴き声と残暑の残る日、一日体験学習で「お台場」に行ってきました。ゆりかもめの台場駅に集合した生徒達、周りを見回すとそこには東京湾の大パノラマとレインボーブリッジ、球体展望室が目を引くフジテレビ、船の科学館の大きな船、世界最大級の大観覧車etc、と私たちの興味をそそる臨海副都心の「お台場」が目の前に広がっていました。「お台場」は東京を代表する観光スポットの一つですが、もう一つ学習体験スポットの宝庫でもあります。私たちはこのお台場の地で、見学や体験を通して楽しみながら学習をしてきました。
まず最初に向かったのは、フジテレビ。先日見学した新聞社は情報を活字で発信していますが、テレビ局は映像で情報を発信しています。テレビを全くみないという人もいますが、多くの人は毎日テレビから情報や知識、心の安らぎや娯楽を得ているのではないのでしょうか。
ダイバーシティ東京の前にそびえ立つ大きな大きなガンダム。建物5階分に匹敵するその高さは、やっぱり巨大で私たちを守っているかのように感じてしまいます。
昼食はお台場の絶景が見渡せるAqua Dining ATU190。窓からはレインボーブリッジが一望でき、店内の4つの水槽にはカラフルな熱帯魚が優雅に泳ぐ、そんなお店でした。ビュッフェスタイルで、みな満足の食事ができました。「お腹いっぱいで歩けなーい」なんて生徒も。
船の科学館は、リニューアル準備のため、本館展示公開を休止していますが、南極観測船”宗谷”と別館展示場が公開されています。「宗谷」は昨年度の一日体験学習で見学した横浜港に係留されてる「氷川丸」と共に、太平洋戦争を生き抜いて現存する歴史ある貴重な船です。「氷川丸」は豪華な貨客船でしたが、「宗谷」は老朽化を感じました。しかしながら、この「宗谷」は現在でも船籍を有しているので、必要であれば航行できるというからびっくりと同時に少々の不安を感じます。
今年の8月に、開館以来1000万人目の来館者を迎えたという日本未来館では、ドームシアターにて「夜はやさしい」というプラネタリウム作品を鑑賞したり、未来型ロボット「ASIMOくん」を見たり、国際宇宙ステーションを体験したり、潜水調査船「しんかい6500」の模型の中に入ったりと様々な体験学習をしました。
科学技術というものが私たちの生活をいかに支え、豊かにしているのかを実感する日本科学技術館でした。
見学の最後には館内にあるMiraikan Caféで、地球ソーダーver.水/地球ソーダーver.元素をみんなで飲みました。
一日体験学習の締めくくりは、お台場のシンボルともいえるパレットタウン大観覧車です。「高いところ大好き♡」という満面笑顔の女子生徒の横で怖がる男子生徒。でも、彼に言わせると、昨年の横浜の大観覧車の方が怖かったと。観覧車からは東京タワーにスカイツリー、東京ゲートブリッジにレインボーブリッジ、さらには我が校がある新宿の高層ビル群まで見える抜群の眺望、圧巻です。(見渡すことができるのならば…笑)高い空の上から下界を見下ろすと、自分の諸々の悩みもちっぽけなものに感じられると言います。街も人もミニチュアみたいその中で生きる私たちの悩みはあまりに小さいものに思え、こんなことに悩んでいるなんて…と前を向いて進もうという気持ちになれます。もちろん、悩むことはとっても大切なことではありますけれど。
生徒たちの感想の中に、この一日は多くのことを学ぶことができた一日であり高校時代の青春の思い出になった一日であったとありました。そして、施設の見学もその移動さえも楽しい時間の一つとなったという生徒たちでした。生徒たちには、総合学習プログラムを通して学んだことを活かしていってほしいと思います。そのためにはプラドアカデミー高等学院では更に充実したプログラムをプロデュースしていこうと思っています。
今回お世話になった方
- フジテレビ
- 住所:東京都港区台場二丁目4番8号
TEL : 03-5500-8888(大代表) - 船の科学館
- 住所:東京都品川区東八潮3番1号
TEL: 03-5500-1111 - 日本未来科学館
- 住所:東京都江東区青海2-3-6
TEL:03-3570-9151